うつ、はじめました。

うつの体験記を中心に、そのほか雑談を記載していきます。

「うつ状態」での療養生活~Part5~

 

 今回は2016年7月末の3度目の通院と療養生活を纏めていきたいと思います。以前のブログで、「ベルソムラ」の副作用?で頭痛及びめまいが今までの症状(倦怠感・不安・嗚咽及び不眠症)に加えて追加されるようになってきたと記事にさせていただきました。

 

 医師にもそのことを相談したところ、私が指摘したことは可能性としてあり得るということで「ベルソムラ」に変えて、新たに「テトラミド」を処方していただきました。「テトラミド」は抗うつ剤で「不眠症症状の改善」、「意欲低下・無気力低下」に効果があるとのことです。詳細は下記を参照いただければと思います。ちなみに診断自体は10分から15分ほどで終わっています。非常に患者の意見を真摯に聞いていただき、柔軟に対応していただける先生で非常に感謝しております。

 3度目の通院で下記3種類の薬を服用することになりました。

リフレックス睡眠薬抗うつ剤)15mgを寝る前に0.5

テトラミド抗うつ剤)10mgを寝る前に3錠・・・「ベルソムラ」から変更

アルプラゾラム精神安定剤)0.4mgを毎食後に各0.5

 

 通院を終えた当日に上司との面談を行いました。「今後の復帰」と「有給休暇」の問題です。「今後の復帰」については医師と相談した結果、「更に1か月療養」する旨を上司に伝え、上司の了承を得ました。「有給休暇」は本来であれば7月ですべて消化してしまうのですが、健康上の問題として「特別有給休暇」という仕組みがあるということを上司から助言してもらい、8月末まで取得することにしました。9月以降は会社からの給料という形ではなく、「傷病手当金」を申請しなければならないとのことでした。(結果として申請することになるのですが・・・)

 

 4度目の通院までの療養生活ですが、これまでと同様に「食事」をとるために毎日1度は「外出」するようにしていましたが、根本的な解決には何一つなっていなかったと当時を振り返ると思います。「一人暮らし」を始めたときはすごく快適な空間に思っており、快適な空間に身に置いた方が実家で過ごすより早く「うつ」が治療できると思っていました。結果としては「一人暮らし」であったことが「うつ」を長引かせる原因になったと思っています。

「うつ」の治療には環境を変えるのと考え方を変えるのとどちらが正しいのかと今でも自問自答してしまいます。

 今回はここまで。閲覧いただいた読者のあなたへ、ありがとうございました。またご指摘・質問等あればコメントのほどよろしくお願いいたします。

 

スヤナイトα

「うつ」でも出来そうな趣味とは・・・

   本来であれば療養してから3度目の通院について記載するところですが、今回は視点を変えて「うつ」でも出来そうな趣味を考えていました。2016年12月頃に「うつ」の状態が回復の兆しがありました。さすがにスポーツや旅行などのアウトドア系の趣味は厳しいですが(友達がいないこともありますが)パソコンに向かうことなどは出来るようになっていました。

 

 そこで私はパソコンだけでできる趣味として、「資産運用」を始めることにしました。SBI証券に口座を開設し、下記が2017年6月現在で8社ほど日本株保有しております。

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   まずは資産運用を始める際に注意してほしい点は「生活に支障をきたすような金額」は投資しないことです。失敗してもよい金額まずは貯金の10%、20%ぐらいから始めてみましょう。(ギャンブルと違って10万円がいきなり0円になることはほぼありません)

※貯金が100万なのに90万円も投資したら、手元に10万円しかなく生活が成り立たなくなることは目に見えています。

 そして、問題の銘柄選びですが、まずは自分の知っている有名企業を選択する、あるいは株主優待(自社製品や割引券が貰える)などがある企業を選択するといった手法で良いかと思います。その中でいろいろな指標を勉強するようになればよいかと思います。

 

 「うつ」になるのではと思っている人あるいは「うつ」が治りかけている人はまず、試しに「資産運用」を始めてみてください。「うつ」になる・再発すると「資産運用」にも興味がなくなると思います。「資産運用」にとっては「ほったらかす」という行為が強みになることが多々あります。

 

 例えば今から1年前に比べて「日経平均株価」は16,000円⇒20,000円と約25%上昇しています。当然いつ株価が上昇し、下降するかは誰にもわかりませんが、興味を持たずに「ほったらかし」といるだけで株価が上昇しているのは事実です。簡単に「ほったらかす」と言っていますが、どうしても趣味になってしまうと株を毎日チェックし、すぐに売買したくなるのが人の心理というものだと思います。

 

 「うつ」の心配がある人は「資産運用」を始めてみよう。まずは身近な「日本株」から購入してみよう。「うつ」の間に株価が上昇し、「うつ」が治るころにはちょっとした副収入になっているかもしれませんよ。

※当然のことですが、「資産運用」に関することは自己責任でお願いします。

 

 今回はここまで。閲覧いただいた読者のあなたへ、ありがとうございました。またご指摘・質問等あればコメントのほどよろしくお願いいたします。

「うつ状態」での療養生活~Part4~

 

 2016年7月中旬時点(2度目の通院終了時点)で下記3種類の薬を服用していました。

※ちなみに今は下記3種類どれも服用していません。

リフレックス睡眠薬抗うつ剤)15mgを寝る前に0.5

・ベルソムラ(睡眠薬)15mgを寝る前に1

アルプラゾラム精神安定剤)0.4mgを毎食後に各0.5

 

 上記の3種類を服用して3度目の通院となる7月末まで療養を行いました。その間は多分、「ベルソムラ」の副作用の影響かもしれませんが、頭痛及びめまいが今までの症状(倦怠感・不安・嗚咽及び不眠症)に加えて追加されるようになってきました。個人的には「リフレックス」と「アルプラゾラム」の効果で少しは今までの症状が軽くなったような気分があったので、3度目の通院で「ベルソムラ」の処方を止めることを医師と相談する決意をしました。

 

 3度目の通院(7月末)となる2週間の間ですが、「食事」をとるために毎日1度は「外出」するようにしていました。この当時の自分を今振り返ってみると、「外出」時には「人が多く、混雑しているところ」に行くだけで体調を壊してしまい、スーパーのレジ待ちすら出来ない自分が存在していました。当然、実家に帰る以外での「電車」や「車」での移動もできない、やる気のない状態でした。アパートの近くにコンビニがあるのですが、そのおかげで「食事」や「日用品」といった視点で見ると困ることはありませんでした。コンビニとは本当に便利な存在だと思いました。

 

 食欲はまだまだながらも薬を服用しないという理由もあるので、1日3食取れるようになってきました。「洗濯」は一人暮らしなので、毎日する必要がなく纏めてできるという点では恵まれていたかもしれません。「掃除」の方は汚いながらも週に1度何とかこなすことは出来ました。本当は床磨きまですべきなのですが、そこまでの気力は残っていませんでした。「運動」は食料を調達するという理由で「外出」は毎日していたので、どう見ても運動不足ですが、毎日15分から20分ほど歩いていました。

 

 最大の問題は「風呂」でした。元々、湯船につかることなくシャワーで済ませていたのですが、本当に面倒くさくなり、病気前は毎日入っていたのですが、夏にもかかわらず1日、2日入らないのは当たり前になってきました。実家だと匂いを指摘されることもあると思いますが、一人暮らしだと誰も指摘してくれませんし、一番面倒な日常作業となっていました。

 

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クワンソウ訴求

「うつ状態」での療養生活~Part3~

 さて、実家で約10日療養した後に、通院のために一人暮らしのアパートに戻りました。通院の前日に帰宅したのですが、帰路の疲れもあり、その日は帰宅してからベッドの上でずっとゴロゴロしていたのを覚えています。

 

 2度目の通院となったのですが、そこでも前回同様に倦怠感・不安・嗚咽が止まらずに不眠症も続いている旨を先生に正直に伝えました。特に「不眠症」に関しては「寝付きに関しては良く、朝に眠気が残ることは少ないが、途中で何度も目が覚める」旨をさらに伝えました。診断の結果、現在服用しているリフレックスに下記2種類を追加することになりました。

 (今回追加した薬)

アルプラゾラム:簡単に言えば抗不安薬精神安定剤で副作用も少ないとのこと。

・ベルソムラ:簡単に言えば睡眠薬、副作用が少なく、入眠障害(寝付けない)・中途覚醒(夜中に目が覚める)の両方に効果があるとのこと。効果は6~8時間ほど

※上記2種類の薬の詳細は一番下に纏めておきますのでご参照ください。

 

 本来であれば2度目の通院が終わった後に、3度目の通院までの間(約2週間)は実家で療養すべきだったのかもしれません。しかし、仕事に早く戻りたい一心から「一人暮らし」を再度始めることにしました。実家からの通勤は現実的ではないので、上司からの了承も得て、より仕事を意識した環境に身を置くことにしました。今、当時を振り返って見るといかに自分が焦っていたのかがよくわかりますし、更に追い打ちをかけるように7月の熱い時期にも関わらず、実家の私の部屋のエアコンが故障するという事象が発生しました。よって、「一人暮らし」という選択肢しか私にはなかったと思っています。

 

 「一人暮らし」に戻った私の生活ですが、「風呂」、「洗濯」は後回しにしてもよいので、「食事」と「外出」を優先的に行うようにしていきました。「アルプラゾラム」という薬は毎食後に飲む薬のため、寝る前だけに飲む薬と違い、食事をする動機づけになりました。後、食事に対して心がけていたことは「食料をカップラーメンや冷凍食品などで備蓄しない」ように心がけていました。「その日の食事はその日に買いに行く」ようにすることで、毎日「外出」をするように動機づけとしていました。

 

 1日3回「食事」をとり、1日1回「外出」するようになった私ですが、「うつ状態」の治療の一歩を踏み出したことにしかなりません。ここから長い日々が始まっていきます。

 

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ネムリス

「うつ状態」での療養生活~Part2~

 2016年7月の1か月を療養に充てることになった私ですが、一番大事なことは「食事」をどうするかでした。外出することも難しい状態だったので、まずは実家に帰ることにしました。実家の利便性として下記のことが挙げられます。

・食事の準備・後片付けをしなくてよい。

・栄養の偏りがなくなり、いろんな料理が提供してもらえる。

・洗濯・風呂の準備・後片付けをしなくてよい。

・私の地元は田舎なので、今住んでいるところより空気がきれい

 

 簡単に言えば両親に生活のすべてを委ねることにしました。30代のいい歳をした男が取るべき行動ではないと思いますが、病気の立場なので文句も贅沢も言えませんし、上司からも「実家に帰るべき」だと忠告を受けました。実家に帰る道のりが非常に長く、体力的にも精神的にも疲弊しましたが、次回の通院までは実家でゆっくりすることにしました。

 

 実際に実家で療養していると、今まではなかなか感じなかった親の有難みというものがよくわかるようになります。自分が親の立場で「うつ状態」の子供が帰ってきたらどのような気持ちになるのか考えてしまいました。私の両親は温かく迎えてくれましたが、自分が親だったらそのような気持ちになれたのか悩んでしまいます。「うつ」で悩んでいる方々はまずは実家に帰省するというのも一つの点かもしれません。

※実家から通勤している人は家族がいれば自分の精神状態が病んできているということにいち早く気づいてもらえるかもしれないという利点があります。逆に両親や家族と上手くいっていない場合はそのことが「うつ」の原因になるかもしれませんが・・・

 

 実家には次の通院までの約10日療養し、実家に帰ったおかげで食欲も少し戻り、精神的・体力的にも少しは戻ったような気分でした。しかし、実家で療養している間に不眠にも効果のある抗うつ剤リフレックス」1錠を服用していましたが、不眠症への効果はさほどありませんでした。特に以前からあった「嗚咽」の方がひどく、吐きそうな気分が継続した状態でした。今考えると仕事に早く戻りたいという焦りがあったのだと思います。

 

 ちなみにこの時点では薬は1種類だけですが、現在は調子が悪い時だけ服用する薬をあわせると最大で7種類服用しています。2度目の通院から次々に薬が増えていきます。完璧に薬漬けの毎日なってしまっています。読んでいる読者のあなたはこうならないように気を付けてください。

 

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爽眠α

「うつ状態」での療養生活~Part1~

 今回は精神的にも肉体的にも疲れた中で、「うつ状態」により7月の1か月間を療養することになったので、その生活について纏めていきたいと思います。

 

 まず、療養するといっても有給休暇を取得し、更にサラリーマンの立場であることに変わりはありません。更に引継ぎも当然ながら出来ていない部分もありますので、上司と相談した結果「質問することがあると思うので、いつでもメールは確認できる環境にする」、「必ず週に1回から2回は私より健康状態のメールをする」という条件で療養することになりました。本来であれば仕事から完全に切り離した状況にすることがベストだと思いますが、こちらにも療養することの罪悪感はありますし、パソコンを開かなくてもスマホで確認できる時代ですので、双方が納得した上で療養に入りました。本当にスマホは便利なモノだと改めて認識することになりました。

 ※結果的には上司や同僚が気を遣ってくれた結果、ほとんどメールでの仕事の連絡はありませんでした。

 

 さて療養に入ったのですが、私は「一人暮らし」を実はしており、生活も非常に不規則なモノになっておりました。療養に入る前は月曜日から金曜日は毎日2時間から4時間ほど残業をこなしており、食事はコンビニ弁当・外食が日常化していました。土日はご飯を炊くなど、少しは自炊をしていましたが、基本的には包丁を持つということはありませんでした。風呂についても湯船につかることなく、シャワーで済ましていました。

 

 療養に入ったからと言って、自炊を始めたり、湯船につかったりするということはありません。何故なら全てのことが「面倒くさい」という心理状態になってしまっているからです。

    例えば「食事」、「風呂」、「洗濯」、「外出」更に「ベッドから起きる」という普段なら当たり前に出来ることがすべて面倒くさくなってしまうのです。倦怠感や憂鬱な精神状態が仕事だけでなく、生活にも影響を及ぼすようになってきたのです。

 

 「ベッドから起きる」という行為でさえ、朝の6時に目が覚めて実際にベッドから離れるのは昼以降ということが何度もありました。トイレに行きたいときは力を振り絞ってトイレまで行き、そのままトイレでぐったりしていることもありました。もし、そのまま倒れていたら誰も気づかずに死んでしまっていたかもしれません。

 

 ここで大事なことはとにかく栄養云々より「食事」をすることです。私が体調を壊す前から体重が5Kg~6Kgほど減っていました。特に私の場合は背が低いので結構な体重の減りようだったのです。

 今回はここまで。閲覧いただいた読者のあなたへ、ありがとうございました。またご指摘・質問等あればコメントのほどよろしくお願いいたします。

うつ状態と診断されて~会社休養へ~

 今回は前回に記載したとおり、先生(医師)との診断について纏めていきたいと思います。まずは問診票をもとに診断をしていきます。

・先生「今日はどのような症状で来院されましたか?」という質問に対し、

・私「仕事に対する不安、人間関係などで不眠症に陥り、朝起きても体が動かないし、食欲もない。更に倦怠感があり、全く何もやる気のない無気力な状態」だと思っていたことをそのまま答えました。先生の質問は続きます。

 

・先生「いつ頃からそのような症状が出始めましたか?」

・私「2016年に入ってから不眠症の症状が出始め、6月になってからは倦怠感や無気力な状態になってきた。2016年3月からは睡眠薬としてかかりつけの内科医に処方された「リスミー」を服用し、途中で一旦「マイスリー」を服用していたが、効果が短いため現在は再度「リスミー」を服用している」と答えました。

 

 その後に「メンタルヘルスチェック」の結果を確認しました。結果の内容からつ用意ストレスと不安があることが感じ取れるため、診断の内容と合わせて「うつ状態」の可能性があると診断されました。うつ病」と「うつ状態」どのように違うのかを尋ねたところ、「気分的な精神的なエネルギーが低下した状態」のことを「うつ状態」と呼び、「うつ病」は症状の数が何個か以上満たす必要があり、さらに少なくとも2週間以上持続している且つそれに伴い、日常・社会生活に支障が出ていることも条件となるようです。素人の私には説明するのが非常に難しいため、詳細は下記を参照いただければと思います。

    診断をしている中で最終的に処方された薬が「リフレックス」となります。詳細は下記を参照いただければとおもいますが、簡単に言えば即効性があり、不眠にも効果のある抗うつ剤とのことです。その薬を2週間分処方していただきました。心療内科の処方する薬なので治療ができるという期待が大きかったのは事実です。しかしながら大きな効果もなくそのまま会社を休み続けることになります。ここから薬の種類・量が増えることになっていきます

seseragi-mentalclinic.com

    そして、薬が処方されてから数日後に上司と相談した結果、7月の1か月間は休養することになりました。そのため6月末の数日間で同僚の方々への業務の引継ぎを行うことになりました。ただでさえ5月に先輩が異動になり繁忙な中、更に私まで休養する事態となり本当に申し訳ない気持ちで一杯でした。何とか引継ぎの間の数日間は出社することは出来ましたが、引継ぎが終わると精神的にも肉体的にもヘトヘトでまるで抜け殻のような人間になってしまいました。

    今回はここまで。閲覧いただいた読者のあなたへ、ありがとうございました。またご指摘・質問等あればコメントのほどよろしくお願いいたします。