うつ、はじめました。

うつの体験記を中心に、そのほか雑談を記載していきます。

うつにかかるまで~会社を休み「心療内科へ」~

   前回は「先輩の異動」・それに伴う「不安と焦り」・そして無気力状態で迎えた2016年6月といった内容を記載させていただきました。今回はその続きからです。

 

 2016年6月になると、同年5月までは「不安と焦り」やイライラの方が大きく、周囲からしてみれば、感情をすぐ表に出すような人間に見えたかもしれません。今思うと非常に迷惑な存在だったと思います。更に6月になると倦怠感・無気力な状態になり、心の中では仕事をしなければと思うのに体が思ったように動かなくなりました。仕事上でのミスが徐々に増えてくるようになりました。

  

  更に睡眠薬として服用していた「リスミー」の効果も次第に薄まっていき、勝手に余っていた「マイスリー」と同時に服用したり、「リスミー」を通常1日1錠のところを勝手に2錠服用していたりしました。いかに自分自身で睡眠をとるための努力を怠り、薬に頼っていたのかがよくわかります。ちなみにスタンフォード式 最高の睡眠」という本に記載されていたのですが、「睡眠と脳はかかわりが深い」とのことです。例えば不眠症は「プラセボ(偽薬)効果」が高く、ただの小麦粉でも医師が「かなり強い睡眠導入剤です」と処方すれば意外と患者はあっさり眠れたりするそうです。この本についてはいずれ前に紹介をしたうつ病休職」という本と合わせて書評という形で紹介できればなあと思っています。

 

   最終的に病院に行くきっかけとなったのは2016年6月某日の日曜日に会社に出勤したときです。基本的に私の働いている会社は土日が休日なので自主的に出勤をしていました。なぜ土曜日ではなく日曜日に出勤かというと、土曜日に自主出勤している人は意外と多いため、人の少ない日曜日に出勤をしていました。

※今振り返ると仕事を先送りしていた結果、日曜出勤をしていたのがよくわかります。

 

 せっかく、日曜日に出勤してパソコンのスイッチを入れたにもかかわらず、何もせずに帰ってしまったのです。仕事をするために会社に出社した人間がとる行動とは思えないことをしてしまいました。会社にいた時間よりも遥かに通勤時間の方が長く、誰が見ても無駄な時間を過ごしてしまったのです。そして、その翌日(月曜日)から倦怠感や不安が大きくなり、体が思うように動かなくなったため、会社を休むことにしました。休んだ当日にかかりつけの内科医の元へ相談しに行きました。そこで睡眠薬リスミー」と新たに漢方薬ツムラ酸棗仁湯を処方してもらいましたが、結局効果なく1週間丸々休みことになったのです。そして上司と相談した結果、「心療内科」に通院することに決めました。

 ※「ツムラ酸棗仁湯」の詳細については下記を参照願います。

 

酸棗仁湯(サンソウニントウ): ツムラの漢方処方解説 | 漢方について | ツムラ

 今回はここまで。閲覧いただいた読者のあなたへ、ありがとうございました。

 

スタンフォード式 最高の睡眠

スタンフォード式 最高の睡眠