うつ、はじめました。

うつの体験記を中心に、そのほか雑談を記載していきます。

うつにかかるまで~不眠症と自分の性格

 前回のブログではかかりつけ医に「リスミー」を処方されたが、効能が強すぎで2週間後に再度通院したという話で終わりましたので今回はその続きから。

 医師に「リスミー」では効能が強すぎで「眠気」が残り、「軽いめまい」もあると申告したところ今度は「マイスリー」という睡眠薬を処方されました。この「マイスリー」の詳細は下記サイトを参照していただければと思いますが、「リスミー」と異なり、即効性がある代わりに効果は短時間(「リスミー」が約10時間に対して、「マイスリー」は約2時間弱)とされています。

マイスリーはどのような効果のある睡眠薬なのか

 実際に使用してみたところ、「マイスリー」は即効性がある分だけ寝付きも非常に良くなったのですが、効果が短時間のため、途中で目が覚めてしまうことが頻繁にありました。そこで医師と相談をして、「リスミー」を寝る前ではなく、効果が「リスミー」10時間に対して、起床が午前6時ですので前日の午後8時には服用するようにしました。

 効果としては最初の間は寝付きもよくなり、起床時間まで目を覚ますことはありませんでした。しかし、仕事に対する不安、特に嫌いな同僚との付き合いなどを考えると効果は一時的なものでした。寝付きは良いのですが、「途中で目を覚ます」という日々が何日も続きました。そこで、私は「途中で目を覚ました」際に必ずトイレに行っていたので、頻尿かと思い、サプリメントとして「ノコギリヤシ」を購入して服用していました。一定の効果はありましたが、精神的な不安の解決に繋がっていないため、長続きはしませんでした。

※「ノコギリヤシ」の効果は下記を参照ください。

[監修済] ノコギリヤシは前立腺や薄毛対策に効果的!【副作用は?】 | サプリコンシェル

 やはり、根本的な解決は「仕事への不安を取り除くこと」と「嫌いな同僚との付き合い方」を考えることになります。ここでは「環境を変える」又は「考え方を変える」の2択となりますが、「環境を変える」となると異動または転職となり、社内での異動は滅多にない社風のため、転職という選択肢もあったのですが勇気がなかったため断念(気の小さい男です)。考え方を変えるため、ビジネス書や心理学の本を読んではみるものの、心に響く言葉がなく「考え方を変える」ことも断念してしまいました。

 このようにブログとして文章にしてみると、いかに自分が「勇気のない小さな人間」であるかがよくわかります。この性格なら社会不適合者として見られてもしょうがないなぁと思ってしまいます。

 この後に「うつ」になる決定的な要因となる出来事が起きてしまいます。それは2016年3月末の出来事です。

今回はここまで。閲覧いただいてありがとうございました。

 

うつにかかるまで~不眠症へ~

 ブログ上では「うつ」の発症を2016年6月と記載していますが、「うつ」が発症するまでの過程として、2016年3月から睡眠薬を服用していました。暗い日々の序章となる当時を振り返ってみたいと思います。

 当時の私は世間と比較すると少ないと思いますが、残業は毎月50時間~60時間ほどこなしていました。残業をすれば全額といかないまでも残業代はそれなりに支給されていたため、給料的な不満は少なかったと思います。逆に言えば残業をしないと給料は非常に安いのが現実です。

 職場環境的には同僚との人付き合い、上司のマネジメント能力の問題といった悪い面を挙げればきりがありませんが、基本的には緩い職場だと思いますし、周囲を見渡すと仕事に真面目に取り組んでいる人ほど損をしているような印象を受けました。

※私はタバコを吸いませんが、タバコを吸う人は頻繁に喫煙所で吸えるような環境です。

 私にとって特に辛かったのは「同僚との仕事」ですね。同僚といっても全員ではなく特定の一人なのですが、仕事に関しては「動かない、すぐにすねる(ごねる)、人にすぐ振る」といったどの職場に一人は居そうな社員で、人のことは言える立場ではないと思いますが、社内・社外問わず評判が悪いことで有名でした。

 問題児のその人とは数年間一緒に仕事をしていたのですが、2016年になってから、今まで以上に緊密に仕事をすることになりました。その結果、「不眠症」といった形で「寝付きが悪い、寝てもすぐに目が覚める」といった状態になりました。

 仕事の緊張感からか仕事中に眠いということはありませんでしたが、身体への負担と疲労は相当なものであったことは今更ながら想像できます。

 昔から身体が強いほうではなく、かかりつけの内科に相談をしに行きました。そこで医師から処方された睡眠薬が「リスミー」と呼ばれる薬です。詳細は下記のサイトを参照していただければと思いますが、「リスミー」は副作用も小さく、10時間ほど効果があるとされています。どちらかというと長時間眠り向けのようです。

リスミー錠の効果・作用時間【医師が教える睡眠薬の全て】

 しかし、毎日約3時間残業をしてから「通勤」、「食事」、「風呂」といったことをしていると、午後11時半過ぎに寝て、翌日の午前6時に起きるという生活リズムになっていました。上記で記載したように「リスミー」は10時間ほど効果が続くということなので、どうしても朝の時点で薬が残ってしまい、眠気と軽いめまいがあったので、これでは仕事に支障をきたすということで、最初の処方から2週間後に再度通院しました。

今回はここまで。閲覧いただいてありがとうございました。

うつにかかるまでの私とは

  自己紹介の続きのような形となってしまいますが、うつになるまでの自分の人生と性格をせっかくブログを始めたので振り返ってみたいと思いました。

【人生(経歴)】

・「小学校→中学校→高校→大学中退→専門学校→現在の職場」

 上記の通り、お世辞にも親や私が思い描いていた人生にはなっておりません。更に言えば本当は結婚して、子供がいて、親には孫の顔を見せてあげるというのが、最高の親孝行かもしれませんが現実は厳しそうです。私には兄がいるので孫の顔は兄に任せております(笑)

【性格】

・飽きっぽく長続きしない。(アルバイトも1日、2日で辞めた経験あり)
→長続きしているのは趣味の「競馬」ぐらいかもしれませんね。「うつ状態」は長続きしてもらっては困りますが・・・

・上司や同僚に怒られると引きずってしまう(典型的な打たれ弱いタイプ)

・人見知りが激しい(コミュニケーション能力が低い)

・無駄に几帳面だったり、真面目だったりする。(周囲からすると良い迷惑)

 このようにブログに記載をしているだけでもネット上では「メンヘラ」(いわゆる精神疾患精神障害を持つ人)と叩かれてしまうでしょう。

 現在の職場(工場勤務)で十年以上続いているのは奇跡かもしれません。それだけ周囲の方々に恵まれているのだと思います。

 実は二十歳頃に一度、精神科に通院したことがあります。今から十数年前の出来事であり、記憶もすでに曖昧になっているのですが、当時は「うつ」という言葉自体が現代ほど一般的ではなかったと思います。何より医者の態度が横柄でやる気がなかったのが一番印象に残っているくらいです。

 個人的にうつ病休職」という著書を読んで、昔と現代では「うつ」に違いがあるのかを調べてみました。端的に纏めると下記のとおりです。

うつ病患者は1980年代と比較して2010年代は約5倍に増加している。

・増加の原因はDSMという診断基準の変更とSSRIと呼ばれる抗うつ剤の導入。

・特にSSRIという抗うつ剤の導入は様々な種類のうつに効果があり、副作用も少ないために一気に市場が拡大した。

上記で様々な種類のうつがあると記載したが、著書を読む限りでは「躁うつ病」、「うつ病」、「抑うつ体験反応」、「症候性抑うつ状態」など何種類もの「うつ」があることが記載されている。

 うつで悩んでいるあなたにとっては厳しいことが書かれている著書ではありますが一度読まれてはいかがでしょうか。

 

うつ病休職 (新潮新書)

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うつ、はじめました(自己紹介)

 このブログを読んでくれたあなた、はじめまして「utuhajimemashita(うつ、はじめました)です。1日1回の更新を目標として続けていきたいと思ってます

ブログを書くこと自体が今回が初めてなので、文章力に問題はあると思いますが温かい目で見守っていただければうれしいです。今後は写真や共感したリンクなどを貼っていければと思っています。

まずは読者である「あなた」に簡単に自己紹介をさせていただきます。

「プロフィール」

・性別:男

・年齢:30代独身(涙)

・職業:サラリーマン

・趣味:競馬、一口馬主、軽く資産運用、ぶらぶら散歩

・手放せないアイテム:スマホ睡眠薬抗うつ剤 

・うつ歴:2016年7月~現在進行中(私はうつ病ではなく、うつ状態です)

 タイトルの「うつ、はじめました」ですが、最初は「うつになってしまった。」を考えていたのですが、病気と闘っているときに後ろ向きな言葉は避けたいと思ったので、少しは前向きな言葉「うつ、はじめました」としました。

 私と同様にうつで悩んでいる読者の「あなた」にとってはタイトルを見て「ふざけるな」と思うかもしれませんが、このタイトルには「うつでも新しいことにチャレンジ(はじめる)ができる」、うつで悩んでいる「あなた」と「私自身」に前向きな人生を送ってほしい、送りたいという思いを込めています

※試行錯誤状態なので、日々いろんなことが変わる可能性がありますが・・・

このブログでは「うつ体験記」(うつになる前から~うつ中の現在)を中心にネタに困ったときなどは趣味あるいは時事ネタ(いわゆる雑談)をしていきたいと思っています。急にブログの中身が変わることがありますがご了承ください。

 なお、プロフィールに「うつ病」ではなく「うつ状態」としておりますが、医者の診断では「うつ状態」とことです。「うつ病」と「うつ状態」の違いがわかりますか。下記サイトにはこのように記載されております。

経験者が語るうつ病とうつ状態の違い | 明るく楽しく!無職生活ブログ

 上記サイトでは「憂鬱」、「うつ状態」、「うつ病」をばねの伸び縮みで上手く表現していますね。確かにうつになる前は憂鬱なことがあっても、一晩眠れば忘れていることがよくありました。「それが徐々に一晩寝ても忘れられなくなり、それが原因で不眠なり、不眠が原因で仕事でミスが増え、ミスが原因で上司に怒られるあるいは残業・土日出勤するはめになる。」といった負のループになっていくのだと思います。

 最後は暗い話で終わってしまいましたが、少しでも読者である「あなた」への勇気づけになればと思っています。それでは次回!!